まちゃひこです。
今回は保育士の採用難と待機児童問題についてのニュース。
先日、朝日新聞でこのようなニュースがとりあげられました。
待機児童問題は「(東京都の)保育所の数ではなくて保育士数の不足が原因」ということをこのブログでも以前とりあげさせていただきました。
そもそも保育士が少ない理由は様々なものが考えられ、「待遇の悪さ」は早急に解決しなければならなかった問題のひとつです。
目次
今回の給与改定
ちなみに今回の改善により、保育士の給与はこんな感じにアップするようです。
全職員:+6千円
勤務3年以上の研修受講者:+5千円
勤務7年以上の研修受講者:+4万円
長期勤務者の給与が大きく上がるのはおそらく定着率アップを期待してのことだと思われます。
ちなみに保育士に限らず、採用難職種全般で共通していることは「定着率の悪さ」です。「キツイ・待遇が悪い」ということがその主な理由になっており、また「責任の重い仕事」も敬遠される傾向にあります。「責任」に関しては社会人として働く以上、しっかりしてもらいたいところなのですが、昨今では児童虐待や保育園での事故なども大きく取り上げられるようになっていて、もしかしたら「わたしなんかにはできないかも…」という不安が求職者のなかにもあるのかもしれません。
給料だけでなく「働き方」の改善も!
保育士は圧倒的に女性が多い仕事です。結婚に伴う退職・再就職、育休も多く、家庭とのかねあいのため長期勤務者が他の仕事よりも少ない傾向にあります。
過去の記事でもとりあげましたが、厚生労働省は給与アップだけでなく、短時間勤務や週3日勤務の導入によって、従来よりもフレキシブルに働ける環境をつくろうとしているようです。つまり、一度職場を離れても「保育士として居続けられる」状況をつくること、「保育士の絶対数を確保」することへの施策がこれからも講じられると予想できます。
こちらについて、どのようになるのか気になるところですね。
意外と知られていない「保育士として重宝されるスキル」
実は保育士でも「外国語が使えるひと」の需要はめちゃくちゃ高いです。
ぼくも子どもを保育所にあずけているのですが、一部の保育士は外国語(中国語・韓国語)がペラペラだったりします。いつもしゃべっているおばちゃんが中国語ぺらぺらだったのを最近知ったのですが、ちょっとびっくりしました笑
これは土地柄でもあったりするのですが、保護者の方が外国人だったりすることも実は少なくないようで、そういった方への対応ができるひとというニーズもあります。
絶対に必要なスキルではないのですが、特に大阪とかではこの需要が多くありそうなので、スキルに応じた待遇制度も充実するといいな、と個人的にはおもいました。
保育士は依然として足りていない!
保育士不足はたぶん向こう10年は解決されないんじゃないかな、とおもっています。
給与や待遇が改善されても、そもそもいまは保育士志望の若い人がそもそも需要に対して少なかったりするので、制度が充実してもそこからまだ時間はかかるでしょう。
でも逆にいえば、いま保育士の仕事は見つけやすく、そして待遇もこれから良い方向へ向かうため、ねらい目の仕事であるとも考えられます。
転職サイトでいえば、
というところが有名どころです。ともに求人数も豊富なので、保育士のお仕事をお探しのかたにはおすすめです。
今回は以上です。
簡単なニュースレビューでしたが、お読みいただきありがとうございました。