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「イクメン」という言葉を今一度考えてみて思うこと。どうして男性の育児を「特別化」するのか?

Hatena Feedly

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男女の働きかたの不平等をなくそうという動きがあれば、当然家庭内での男女の平等さも問題になるわけでして、数年前から「男性の育児参加」が何かと話題にのぼることが多くなりました。

 

男性が育児を積極的に行うというケースはかつてよりも増えたのですが、しかし「ファッション育児」「なんちゃって育児」にとどまっていることが、夫婦仲を悪化させるというケースもあるようです。

 

www.asahi.com

 

引用したニュースでは、

  • じぶんの都合の良い時だけ育児をする
  • 父親が育児をすることは「特別なこと」だと思っている

などの「自己満足にとどまった育児」を指摘しているわけですが、「イクメン」という言葉の概念そのものが見直される時期にあるんじゃないかとぼくは思いました。

 

以下、働きながら子育てをすることについて、ちょっとばかり思ったことを書き連ねてみます。

 

目次

 

男性が育児に参加することを特別化しなければならなかったこと

日本では、

男は外で働き、女は家庭を守る

という性差と社会的役割の関係がステレオタイプを作っていて、それゆえの職場差別や夫婦間の無理解が昭和期には強くありました。

が、時代は結構変わっているようで、ぼくが子どもの時なんかは周りはみんな「専業主婦家庭」だったのに対し、いざ自分が親になってみると、周りはみんな「共働き家庭」です。うちの妻の会社でも産休育休制度がここ数年でかなり整備されたらしく、最大3年の育休やら、子ども手当、保育所手当などがバチバチに支給されます。

 

夫婦が平等に家庭内の仕事をこなし、またそれぞれの職をまっとうするためには、当然ながら育児の分担も必要になってきます。しかし、過去を振り返ると「男性が育児を積極的に行う」という風潮がない。ぶっちゃけ、今でさえも男性の育児休暇取得率は2〜3%にとどまっています。

 

「イクメン」という言葉は、男性が育児を積極的にすることを促すための啓蒙言語だとぼくは捉えています。

正直なところ、じぶんの子どもを育てることをわざわざこんな「特別化」しなければならないという現状がおかしいのですが、ステレオタイプに対抗するためにはそれ相応の強い言葉であり概念が必要です。

なので、世の中が変わり始める初期過程において、多少過剰なくらいの意味合いを言葉が含むことについて、それは仕方がないと考えています。

 

「イクメン」という言葉の功績

ただ、ある程度この「イクメン」という言葉が広く認知されることで、「イクメンであるじぶん」という特別さに自己満足を覚えてしまう人もいるようです。

これもこれで仕方がないでしょう。

……なんて言ってしまっては元も子もないので、もう少し詳しく書くと、「そういう人が出てくることはそれなりに容易に想定できたこと」であり、つまり「”イクメン”という言葉の精度をより高めなくてはならなくなった」という段階にきているのだと思っています。

つまり、男性に単に育児をするように促すための粗い言葉であったこれまでの「イクメン」という言葉に、「”父として”あるいは”夫として”のありかた」を問うていかなければならない時期になったのではないかと、ぼくは考えています。

 

実際、「イクメン」という言葉が世に浸透することで、いわゆる「なんちゃって」であっても「父親が育児に関わること」は以前に比べて格段にありふれたものになりました。言葉が世のかたちを少しだけ変えた例になるんじゃないでしょうか?

 

なので、これからまた「イクメン」という言葉の意味を社会全体でアップデートしていくことによって、新しい時代の「お父さんのありかた」は作られていくんじゃないでしょうか。

 

「イクメン」という言葉に過剰に敏感になる必要なんてないですが、社会の動きの背後には言葉の動きがあります。

そういう気配を感じ取れると、物事がちょっとすっきり見えたりします。

 

 

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