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冴えない中途社員Kが持っていた「努力を知らない」という才能について。

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前職の同僚Kが仕事を辞めたらしい。

先日、前職の同期のグループLINEで「同期会」と称する飲み会の知らせを受けたのだけれど、その知らせが送られる前にKがグループから外されていたことに気がついた。

Kとは社歴が1週間しか違わず、そしてぼくの1つ年下だった。

ぼくは新卒として入社したのだけれど、大学院に長くいたこともあって大卒の同期たちとは5つ年が離れていた。そしてKは大学を卒業後、某飲食チェーン店の店長として3年ほど勤め、それからニートを経ての入社だった。営業職は未経験だという。

Kの研修や配属などのスケジュールはすべて新卒にあわせて組まれていた。

しかし、同期の面々はそれがどうも気にくわなかったらしく、

「なんであいつ新卒ヅラしてんねん」

みたいなことも彼のいない場所でいう奴もいた。

 

 Kのこと

もとはといえば、ぼくの経歴のややこしさが認識の奇妙なねじれを生み出していたにすぎないのだけれど、ぼくは自分が新卒として扱われ、Kがぼくらと違うものとして扱われることに違和感を感じていた。

Kは性格は決して明るくなく、覇気がなく、見た目も冴えないいつも死んだ魚のような目をしていて、唯一の趣味といえばネトゲという、絵に描いたようなオタク男子だった。

実質的に営業部しかないような会社で、社員のほとんどは社交性に富み、コミュニケーション能力をイコール「人間力」とみなす風潮があったため、Kのような人間というのは能力云々以前に好かれない。そして仕事も実際にできなかった。

 

努力を知らないという才能

同期がいうKの嫌いなところは、

「努力をしない」

ところだという。

営業なので目標の売り上げがあって、それを達成するための行動を逆算して仕事をするわけで、達成意欲を常に保ち続けなければならない。

ぼくはKと同じ部署にいた時期もあるのだけれど、彼はとにかく達成意欲が低かった。

それについてはさすがにぼくも「給料貰ってるんだからそれはナシやで」と言ったことがあるのだけれど、しかし未達成である現状に危機感を持つこともなく、そして達成に向けて「努力」をしようとしない姿勢については興味深いものがあった。

 

Kは「努力」というものを知らなかった。

 

ぼくは「努力」を尊いとおもう連中はひどくくだらないと思っている。

「努力は報われる」

とか、

「努力したからこそ達成がある」

とか、

そういう根性論的発想は何も生まない。

努力を否定したいわけじゃなく、努力を正当化しようとする精神論をぼくは否定したい。報われなかった努力が「無駄じゃなかった」なんて思ったところで、それはつまらない慰めでしかないし、そんな慰めのために「努力」なんてものがあるわけでもないだろう。

 

 

そもそも、何かを成し遂げるにあたって、「努力」なんてしないに越したことはない。

しかし難しいことを成し遂げるためには「努力」という苦痛を経由しなければならないという発想に、世の中はとらわれすぎている気がする。

確かに、何かを成し遂げるためには「それ相応の行動量」が必要なのだけれど、なぜわざわざそれを実行することを無条件に「苦痛」として捉えなければならないのだろうか。

本来、何かをするということと「苦痛」は無関係だとおもう。

しかし「頑張れ」「努力しろ」という声が両者を強制的にリンクさせてしまう。

 

Kはなにをどうやればいいのかよくわかってなくて、なぜわざわざ苦痛なことに時間を割かないといけないのか、好きでもないことに「やる気」を見せないといけないのか、ということを口にこそ出さなかったが、そういう意思表示はミーティングのたびにしていた。

これはひとつの才能だな、とぼくは感心した。

彼は、目標達成のためには「苦痛を伴う」行動をしなければならない、という発想をそもそも持ち合わせていないという点で、他の社員とは一線を画していると思った。

そしてホリエモンの本を思い出した。

つまりこういうことなんだな、と。

 

そして今回、彼が仕事を辞めたという知らせを聞いて、ぼくはとても安心した気持ちになった。風の噂では次の仕事は決めていないらしい。

年齢的にも転職が厳しいことくらい彼もわかっているだろうけれど、彼なりに「努力しなくて済む仕事」を見つけられれば、 きっと営業時代よりも活躍できるんじゃないかな。

 

まぁ、死ぬほど仕事できないやつだったけどな!!!!!!

 

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