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都会の飲食店はバイトが足りなくてブラック化してるかもしれないという話

Hatena Feedly

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もうこういう話はで過ぎているのだけれど、有名チェーン店のラーメン屋「熊五郎」が残業問題でえらいことになっているらしいです。

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要するに、

「この業界ではこれが当たり前」

というおなじみの思考停止によって膨大な量の残業が店長に課されていたという事件でした。

「この業界」が具体的に何を指しているのかは文中からは読み取れないけれども、狭くは「ラーメン業界」を、広くは「飲食業界」を指すと考えられます。

ぼくも大阪市内で飲食チェーンのバイト案件を大量に扱っていた経験があるので、今日は飲食業界の人材事情についてちょっと書いてみたいと思います。

 

目次

 

充足している店舗なんてほんの一握り

まず大前提であるのは、飲食業界全体でみると慢性的な人不足、特にバイトが足りていないという背景があります。

そしてさらに細かく見てみると、

「採用できているお店と、できていないお店が二極化している」

という現実があります。

この理由は、そもそも飲食でバイトする人が「この店じゃないと働きたくない!」というような強いこだわりを持っていないというところから来ているとぼくは思います。

というのも、バイトにとって重要なのは働きがいなんかじゃなくて、あくまで「適度に働いて適度に収入を得ること」なので、採用に当たって、

  • 給料(時給)
  • シフトの融通
  • 立地
  • まかない

でほとんど決まると言っても過言ではありません。ぶっちゃけ、「楽しい仲間がい〜っぱい⭐️」的なリア充訴求はほとんど効果がないと言えるでしょう(注:この訴求はリゾート系バイトや期間限定ビアガーデンスタッフなどにはある程度有効)。

大阪市内でみると、このような条件が揃った飲食は「梅田」「なんば」に集中しています。

特にグランフロントなんかは時給がべらぼーに高く、そういうものが採用競合になる近隣店舗ではまずふつーに広告を出しても必要な応募数を確保するのは難しいです。

そして大阪市内で特にバイト採用が難しいのは「西中島」「京橋」といったエリアなのですが、このエリアは「梅田」「なんば」からさほど離れていないがゆえに採用難易度が上がっています。というのも、ちょっと電車に乗ればより条件のいい同様のバイトがあるわけで、わざわざ都心部を外す理由が求職者にはないのです。

 

人がいないと営業できない

人不足で一番困ることはズバリ、

「営業機会の損失」

です。先ほど例にあげた「西中島」「京橋」エリアにある飲食店は近年ガンガン潰れているのですが、その理由として「お客はくるのにスタッフがいない。だから店を開けられない」ということをこれまでに何度も聞いてきました。

特に個人経営の居酒屋、フランチャイズ店経営者の方はいつも目から魂が抜けていた感じでした。

しかし人がいなくてもチェーン店では本社から降りてくる売り上げ目標があるわけで、各店の責任者がその数字を達成するためにシフトの穴を自分で埋めなければならなくなるわけです。

チェーン飲食店の残業問題の話題はだいたいこういう仕組みになっていることが多く、若手社員を管理職におくことで残業などの問題を偽装するなども、めずらしいことではありません。

今回の「熊五郎」について詳細は明示されていませんが、「業界では当たり前」という運営の仕方に由来する事件であるなら、上記のような問題がまた一つ明るみに出たということだと思います。

 

ブラックバイト・ブラック企業についての記事はこちら 

www.macha-job.com

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