人の転職を笑うな

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過剰サービスによる労働者の消耗はヤマト運輸だけじゃない

Hatena Feedly

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(上図引用:ヤマト、サービス残業常態化 パンク寸前、疲弊する現場:朝日新聞デジタル

 

 労働に関するニュースはここのところほんとうに多く、最近ではヤマト運輸のサービス縮小のニュースが大きく取り上げられました。

 

その原因は、

「時間指定配達の負荷が大きく、残業問題が深刻化した」

とのことですが、残業代が未払いのままの従業員(主にドライバー)はなんと7万6千人にのぼるとのことです。

ヤマト側としては当初、

「荷物が増える→配達効率があがる→利益率アップ」

という戦略で運営していたとのことですが、当所の予定をはるかに上回る荷物量だったために、慢性的なドライバー不足に陥ったとのこと。

となるとたしかに考えられる対策は

  • サービスの縮小
  • 一部顧客との提携を切る

のどちらかになるのは自然なことのようにおもえます。

求人の観点から見てもドライバーの採用市場は厳しく、大増員を行うには抜本的な労働環境改善と、これまで以上に大規模な求人プロモーションの必要があるかとおもいます。

またこの巨大な残業問題、これは社内での業務管理の問題ではなく、

「時間指定での配達なのに、受取人が不在のケースがあまりにも多い」

という事例も挙げられ、サービスを受ける側のマナーも問題視されているのも特筆すべきことです。

 

「顧客に振り回されて残業」ってありませんか?

このヤマトの問題、規模が大きいために実感がもてないかもしれないのですが、実はわりと身近な問題なのです。

ぼくは会社員のとき企画営業として働いていましたが、

締切ギリギリに

  • 規模の大きい広告の発注
  • 大量の広告の発注

なんて毎週のようにありました。とくに求人広告の仕事をしていると、売り上げの大部分を担っているのが人材派遣会社です。この場合、求人広告会社から見て顧客は「人材派遣の営業さん」になるので、この担当者(営業さん)の売り上げを最大化することが関係性構築に不可欠になります。つまり、向こうも締切ギリギリまで発注できるネタを血眼になって探しているというわけです。

取引額が大きな派遣会社を担当していた先輩は、締切前日までに発注をもらうようにしていても、深夜に電話やメールで無謀ともいえる発注が来たりして(しかも顧客側から「発注の連絡をするまで帰るな」といわれる)、不本意な残業を強いられていたりしました。

 

モンスター化する顧客の要望をなぜ断れないのか?

こういう顧客の無茶な要求に振り回されて消耗してしまうケースは非常に多いのですが、

だったらなぜ断れないのか?

が重要なポイントになります。早い話、無茶な要望なんて受けなければいいだけなのです。

しかし、いまでは業界を問わず、あらゆるサービスが乱立して市場競争が激化しているという背景があるのです。

たとえば求人広告の世界にしても、タウンワークやanといったフリーペーパー、アイデムやディースターといった折り込みだけでなく、最近ではバイトルをはじめとするwebメディアが乱立し、また広告費制の支払いだけじゃなく「成果報酬制」というシステムも登場してきました。

このサービスの乱立が市場競争を激化させ、各メーカーはシェア率をどれだけ伸ばせるか躍起になります。その結果、無謀ともおもえる目標数字(≒ノルマ)が現場や各販売会社に降りてきます。

結局は、いくら会社の上司が「無理な発注は断れ」といったところで、もっと大きな存在が顧客の発注を拒否することを許していないという構造があります。

過剰サービスによる残業問題は、ひとの問題というよりもむしろシステム面に大きな歪みに根本的な原因があるため、社内だけでなく、同業者間のすり合わせなども必要なのではないかとおもいます。

 

また残業問題についての記事を他にもかいてます↓

www.macha-job.com

www.macha-job.com

 

在宅で働きたいという方はこちら↓

◾︎脱サラしてフリーライターやエンジニアになりたい人が知っておくべき3つのポイント - 人の転職を笑うな

 

というわけで今回はここまで。

お読みいただき、ありがとうございました。