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いわゆる「ブラックバイト」について考えてみた。

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近年、というか2、3年ほど前からでしょうか?

「ブラック企業」ということばにつづいて「ブラックバイト」ということばもよく耳にするようになってきました。

きっかけはセブンイレブンや明光義塾がブラック企業大賞にノミネートされた件などもあるのですが、それというのはいわば「今までもあったけれど、ようやく明るみになった氷山の一角」というのに過ぎないのもまた事実。近年では温野菜とかもニュースを騒がせたりしましたね。

 

今回はブラックバイトというものについて考えてみたいとおもいます。

 

目次

 

求人を出す側の認識は?

社員募集とアルバイト募集の大きな違いとして

「被雇用者を見るスパン」

というものがあるように感じます。社員募集だとそれこそ日本では終身雇用や生涯のキャリアを含めた長期的な視点で議論されることが多いのですが、アルバイトは長く雇用しても4年程度(大学1年~4年)という短期的な視点で議論された「業務の穴を埋める」という目的意識が強い募集となっています。

これは口汚くいってしまうと「コマ」ということばになってしまうでしょう。

そして従来より「ブラック企業」とよばれていた会社につとめていた方々は自身を「コマ」として扱われたという認識を強くもっています。このように考えると、業務の穴が空いては埋めてを短期的に繰り返すアルバイト募集というのはその採用構造に「ブラック要素」が潜在的に存在しているということになり、その数は社員募集案件よりもずっと多いと予想されます。

しかし、こんなことを書いてしまえば世の中のアルバイトすべてがブラックバイトになっているじゃないか!とおっしゃられる方も少なからずいらっしゃるとおもいます。というか、これを書いているぼく自身がこういう疑問をもっています。

穴を埋めるための短期的な募集であっても「ブラック」とは呼ばれないバイトだって世の中にはたくさんあるはずです。 

では、「ブラック」と呼ばれないために必要なものはなんでしょうか?

それは学生などのバイトさんのキャリアであり生活をちゃんと考慮しているか、という点にあります。学生には「学問をする(ちゃんとしてください)」という本分がありますし、先の見えない生活を送るフリーターの方にしたら社員登用制度を希望する方もいらっしゃるでしょう。そういった、個々人の業務と将来のあいだにたってバランスをとったり、ときにはサポートをするような仕組みがあると環境はずっとちがってきます。

実際、飲食チェーン店「塚田農場」が学生に就活支援をすることで採用ブランディングを確立したという事例もあります。過去にそういう記事も書いてますので、興味があれば覗いてみてください。

www.macha-job.com

 

いわゆる「やりがい搾取」

ぼくもやっていたバイトですが、「塾講師」がこの例でよく取り上げられます。

いまは状況も変わりつつあるのですが、ぼくが働いていた当時、塾講師の給料は85分の授業にしか発生しておらず、授業準備、教室長への授業報告、講習会の提案書の作成、保護者への電話面談にはお金がでませんでした。

これを全部勤務時間として考えると楽勝で最低賃金を下回る収入だったため、「塾講師は割に合わない」ということがまわりでも結構いわれていました。

それでも受験で合格を目指してがんばる生徒をみると「ぼくもがんばらなくちゃ!」ってやっぱりおもってしまうんですよね。だから自習している生徒の質問にも結構細かく答えたり、宿題の問題を自作したりとどんどん手間をかけちゃったりしてしまって、結果時間外の労働をじぶんで増やしてしまっていました。そして教室長もそれに関してはあんまり強くいえない。

こういう自発的な労働がはからずも「労働力と賃金の不釣り合い」を生んでしまうことになりっていました。これ、決められたことだけをきっちり短時間で終わらせて、じぶんの学業やサークル活動に時間を割きたいひとにとってはたまったもんじゃないですよね? お前らは当たり前かもしれないけれど、「生徒のために」こんだけやって給料はコマ数だけって、完全に「やりがい搾取」だ!となるわけです。

このことについて、ぼくが退職してからだいぶ本社の指導が入ったということを聞いています。

 

まとめ

以上、今回はブラックバイトをとりあげてみました。

要点は

  1. 業務のこと”だけ”しか考えない雇用が「ブラック」につながる
  2. よかれと思ってやったことが、他の人に業務負荷を与えてブラック化することもある

もちろん、これだけですべてをいえるような単純な問題ではないのですが、ぼくがじぶんの目で見てきた範囲であればブラックバイトとよばれうるものにはこういう特徴があったかなぁとおもいました。

 

また、「ブラック企業の求人広告の見破り方」についても過去記事で取り上げています。

www.macha-job.com

 

また、「バイト探しで注意すべきこと」についても書いています。こちらもよかったら参考にしてみてください。

www.macha-job.com

 

今回はここまで。

お読みいただき、ありがとうございました!