人の転職を笑うな

元求人広告企画営業が転職サイトやサービスの紹介!そして求人市場をデータや経験、トレンドを参照しながら解説する、求人・転職に特化したブログです。ご感想や寄稿のご依頼はmachahiko1205(あっと)gmail.comまでお気軽にご連絡ください。詳しくはプロフィール参照。

「転職」という言葉が脳裏によぎったら、
まずはコチラ
をご覧ください。

スポンサーリンク

18年卒組の新卒就活は今年より厳しい?就職活動の注意点と新卒採用市場について考察してみた。

Hatena Feedly

 

f:id:bibibi-sasa-1205:20161206095206j:plain

現在大学3年生である2018年卒業の新卒就活スケジュールは2017年卒生と同じになるということが経団連・就職問題懇談会のそれぞれから発表されたのは今年の秋。

今年は朝井リョウ氏の直木賞受賞作品「何者」が映画化されさらに就活が注目を浴びました。

18年卒「大学3年生」は就活準備を始めている スケジュールは前年と同じだが・・・(東洋経済オンライン) - goo ニュース

 

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)

 

 

ぼく自身、学部生の時は大学院に進むことを入学当初から決めていたのもあって完全に他人事だと思っていましたし、そして文系理系問わず周りの友だちもみんな大学院に進学する予定だったのもあり、むしろ学部卒で就職するキャリアの方が「異色」みたいな雰囲気がありました。

しかし、博士後期課程ののちに営業職として採用され、同じ会社の内定者で顔合わせをした際、周りが全員学部卒(みんな5歳年下!)ということに驚きました。何に驚いたって、「学部卒で就職するのが一番多い進路」という現状をようやく知ったという自分のこれまでの偏りすぎた認識に。

しかして、大学3年生の方々は

「そろそろ行動を起こさないと…!」

と焦り始めたり、

「何から始めたらいいのかわからない!」

という悩みもあるのではないでしょうか?

この記事では、18年卒生の就活についてデータやぼく自身の経験を振り返りながら考察していきたいと思います。

 

目次

 

18年卒生の就活スケジュールはどうなるの?

やはり最初にチェックしておきたいのはここですね。

近年では「就活の前倒しによる学業の阻害」が問題視され、ぼくが就職した2014年卒の就活では4月面接解禁だったのですが以降、8月になったり6月になったりと迷走時期が続いていました。正直、ぼくは大学は学問をするところだと考えていて、就職活動なんて卒業論文が終わってからするべきだと思っているのですが、生活がかかってくるとなるとなかなかそうもいきません。

では18年卒生のスケジュールを見ていきましょう。経団連・就職問題懇談会が発表したもので知っておきたいのは「入社説明会解禁日」「面接解禁日」の2つ。

入社説明会解禁日:3月1日

面接解禁日:6月1日

 

そのスケジュールは本当に守られているのか?

しかし、世の中は決まりに対して抜け穴を探すひとたちがいるのも事実です。

というか、この就活時期の統一というのは企業からしたらちょっと理不尽に感じてしまう決まりです。いい学生を独自に探して何が悪い、という言い分もわからなくもないです。

注意しておきたいことをいかにまとめます。

  1. 経団連・就職問題懇談会の規定は日本企業に限定され、外資系企業には関係ない
  2. インターンシップが実質的な採用試験になっている会社がある
  3. 「面接」ではなく「面談」として面接解禁日よりも先に実質的な面接を始める企業がある

この3点に関してはあくまでぼくが就職活動を行った当時のことで恐縮ですが、特に2については結構イヤな記憶があります。

最初に断っておくと、ぼくはインターンで見つけた人材をそのまま引っ張り上げるという手法については反対どころかむしろ推奨したいです。しかしそれにインターンに参加しなかったひとを巻き込まないでほしいと強く願っております。

ぼくは当時、結婚をしていたのでまず「転勤がない」企業を最優先にして、文章を書く仕事にしようと決めて就活をしていたので記事制作や広告制作ができる職を探していました。そこでとあるコピーライターの募集があり、興味があったのですが採用試験の日程等は全く記されていませんでした。その会社の人事部の方にメールを送り、説明会の日程はどうなのか、可能であれば会社見学をさせてほしい的な打診をしました。

そのメールの返信が来たのは1か月後で、会社説明会に呼んでいただけました。そこには5名くらいの学生がいたのですが、どうやら1名は明らかに人事の方と面識があり、会話の内容から察するに「インターン生」ということがわかりました。説明会では終始人事の方はそのインターン生とだけ会話していて、1時間ほどの説明会でぼくを含むその他4名は自己紹介をした以外はほとんど発言する機会を与えられないまま、課題だけ与えられて帰らされました。課題は確か「自分らしさを表現するパンフレットを作れ」というものです。

まぁ、当然出来レースだと感じましたが一応課題は提出しました。その課題がPCに残っていたので久々に見てみると「学術論文のフォーマットを模擬して、パーソナリティをテイラー展開した数式を作り、その考察を行う」というその説明会でのフラストレーションをそのままぶつけたようなものを作っていましたが(その企業がメーカーと提携していたので理系知識に対して理解があるという主張をする意図もありました)、いわゆる「お祈りメール」すらこずに落ちました。

あれは人生で最も無駄な時間だったなぁ……なんて思っています。

  

OB・OG訪問ってどうするの?

就職活動で必要なこととして以下のものが一般に挙げられています。

  1. 自己分析
  2. 企業研究
  3. OB・OG訪問

このうち1と2は自分一人でもできることですが、3のOB・OG訪問については相手を巻き込むもので、人によっては躊躇してしまうかもしれません。

ぼくの場合は、就職活動時期に大学の同窓会が主催する学生と企業の交流会が秋頃(11月だったはず)にあって、そこに多数のリクルーターのOB・OGが来てくれました。こういうものは理系、特に機械工学や電気・電子系、情報系といった物理系の工学部で充実している印象があります。過去記事でも取り上げていますので、興味のある方はこちらも参考にしてください。

www.macha-job.com

 

あとは研究室の先輩が指導教官にアポイントを取ってゼミにやってくる的なことも。

ちなみにぼくが就活をしているとき、修士課程のときの同期が2人ほどリクルーターとして研究室にやってきました。

ただ、そいうものは自身の環境による影響があまりにも大きすぎるのでそういうコネクションのない人にとっては「つらい……」というのが正直な気持ちになるかもしれません。

そういう方は、まずはサークルの先輩やバイト友だちに相談してみることが手っ取りばやいと思います。ただ、やはりサークルとかバイトとかですと人脈が限られるので、必ずしも希望業界・職種の先輩と知り合えるとは限りません。

そういう時はウェブサービスを利用してみるのも有効な手段になるでしょう。

例えばこういうサービスがスタンダードなものになります。

同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

OB・OGに頼ることが目的ではない、という視点を持つことも大事です。

要するに、業界や会社の情報を知ることができればいいわけですから、説明会片っ端から参加して情報を収集するというのも正攻法です。そういうのについて企業側も学生側も効率がいいのが「合同説明会」です。

合同説明会ならMeetsCompany

 

また、「焼肉を人事の人に奢ってもらう」という衝撃のサービスも最近ではあるみたいで、そちらも個人的にはオススメです。このサービスについても過去記事で紹介させていただいてますので、参考にしてみてください。 

www.macha-job.com

 

新卒採用の市場データから見る近年の傾向

まずは新卒市場のデータを見てみた。過去10年の「求人件数」「民間企業就職希望者」「求人倍率」を折れ線グラフにしてみた。

なお、求人倍率という数字になじみのない方については以下の過去記事を参照していただければ大体のことはわかるかなと思います。

www.macha-job.com

 

それではそのグラフがこちらです。

 

f:id:bibibi-sasa-1205:20161206094505p:plain

Fig. 新卒採用(大卒)の求人件数・民間企業就職希望者・求人倍率の推移

(元データ:リクルートワークス研究所 大卒求人倍率調査 | 調査結果

 

以下では「民間企業就職希望者数」を便宜的に「学生数」と呼ぶことにします。

上のグラフを見ると、学生数は過去10年でそんなに変化していない(むしろちょっと減っている)のですが、求人総数についてはかなり大きな変化がありました。2009年にリーマンショックが起こり、そこから求人総数に大きな減少起こりましたが、2014年以降はまた上昇して行っています。

これにより2014年に底打ちした求人倍率は大きく増加し、求人市場は見かけ上「学生が企業を選べる」ようになっています。

また、リクルートワークス研究所によれば2017年卒の新卒採用について、

  • 来春2017年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の大卒求人倍率は1.74倍と、前年の1.73倍と同水準(+0.01ポイント上昇)である。全国の民間企業の求人総数は、前年の71.9万人から73.4万人へと1.5万人増加した(対前年増減率は+2.1%)。一方、学生の民間企業就職希望者数は、前年41.7万人とほぼ同水準の42.2万人であった(対前年増減率は+1.2%)。
  • 従業員規模別の学生の民間企業就職希望者数を見ると、従業員5000人以上の大企業を希望する学生は、8.3万人と前年より1.4万人増加(対前年増減率は+19.5%)した一方、従業員300人未満企業を希望する学生は、9.9万人と前年より1.4万人減少(対前年増減率は-12.1%)となっている。就職環境の改善を受けて、大企業への就職希望者数が増加している。
引用:大卒求人倍率調査 | 調査結果

という報告がなされています。今年は電通の事件もあり、さらに大企業では就職環境の改善が徹底されるでしょう。

なので、人気業界・企業とそうでないものの格差が激化するとぼくは予想します。

「入りたい企業に入る」ことを第一とした就活では厳しい戦いになるのではないでしょうか?

新卒就活のサイトはリクナビやマイナビといった大手サイトが主流になっています。

しかしニッチな分野については、それ専門のサイトを併用することを強くオススメします。やはり「理想の就職」を叶えるためには、目標がはっきりしているほど特化サイトの方が使い勝手も良くなります。

例えば、体育会系に特化したものならアスリート就職ナビというものがあります。

 

まとめ

以下、要点をまとめるとこんな感じになります。

  1. 入社説明会解禁日は3月1日、面接解禁日は6月1日
  2. しかしその規定には抜け穴がないわけでもない
  3. OB・OGは大学のコネを使うか、ネットサービスを使って見つける
  4. 大卒求人倍率は上昇傾向にある。
  5. 企業の人気格差は激化するというのが個人的な見解 

就職活動をしているとき、僕は新聞社も受けたりしていたのもあって、毎日新聞を読むことにしていました。

このときは結構世の中のことに関心がない方だったのですが、毎日読むことで視野が広がり、なかなか面白くなってきました。朝日新聞はスマホでも購読できるのでオススメです。

 

また、今回のお話だけでなく、このブログでは就活の情報を発信しています。

 

就活には「自己分析」「企業分析」が不可欠。

その客観的な指標になる「性格特性分析テスト」にについても紹介しています。 

www.macha-job.com

 

日本の就活の特殊性について言及した書籍「お祈りメール来た、日本死ね」は就活をしている時こそ読んでもらいたい本です。

www.macha-job.com

 

また、(あまり好きなことばじゃないですが)グローバル化ということをよくいわれる昨今、「英語力」は気になるところ。オンライン英会話サービスの無料体験についてまとめた記事も公開しています。

www.macha-job.com

 

今回はここまで。

お読みいただき、ありがとうございました。