人の転職を笑うな

元求人広告企画営業が転職サイトやサービスの紹介!そして求人市場をデータや経験、トレンドを参照しながら解説する、求人・転職に特化したブログです。ご感想や寄稿のご依頼はmachahiko1205(あっと)gmail.comまでお気軽にご連絡ください。詳しくはプロフィール参照。

「転職」という言葉が脳裏によぎったら、
まずはコチラ
をご覧ください。

スポンサーリンク

雇用保険の保険料率はどうして引き下げに?5分で読める雇用保険の基礎知識のおさらい

Hatena Feedly

f:id:bibibi-sasa-1205:20161205094936j:plain

雇用保険はいつも給料から引かれているけど、自分にはほとんど縁のないものだっていう風に思っている方、実は多いんじゃないでしょうか?

厚生労働省は来年度から雇用保険料率を賃金の0.8%から0.6%に引き下げることを発表しました。

www3.nhk.or.jp

 

雇用保険の積立金は昨年度末の時点で6兆4260億円あったということには驚きました。つまり、めちゃくちゃ余っているということなんです。

今回は、雇用保険についての基礎知識のおさらいと、データを見ながら雇用保険積立金が余っている理由を考察します。

 

目次

 

雇用保険はいつ使われるの?

厚生労働省が作っているパンフレットには「雇用保険の使い道」が記されています。

参考:

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/hoken/seido/dl/leaf20120502_2.pdf

 

数字は平成25年度のものになるのですが、雇用保険料界隈の収入は約2兆3992億円あり、その内訳はざっと以下のようになっています。

  1. 失業等給付(1兆4971億円)
  2. 雇用保険二事業(4181億円)
  3. 就職支援法事業(467億円)
  4. その他(1203億円)

特に1と2は知っておきたいところです。

1の例はいうまでもなく「失業給付金」ですね。失業給付金は約1兆5000億あるこのカテゴリのなかでも55%を占めている、主要な雇用保険の使い道だと言えます。これをもらう際の手続きなどについても書きたいところですが、ちょっと長くなってしまうのでまたの機会にしたいと思います。そのほかに、「育児休業給付金」「介護休業給付金」もここから出ているのです。

2については「失業の予防、雇用機会の増大、労働者の能力開発などを図るための事業」を指しています。よく耳にするものであれば「職業能力開発学校」の運営がありあます。そのほか、「雇用安定事業」と呼ばれるものを行っていて、例えば雇用維持などのための事業主に対する助成金の支給、再就職の緊急度が高い中高年齢者等の求職者に対する再就職支援、若者や子育て女性に対する就労支援など、要するに色々やっているのです。

 

失業者数の推移を見てみた

さて、話を雇用保険料率の引き下げに戻します。

これは「お金が余っている」という背景があって引き下げとなったわけです。どうして余ったのかについては、主たる使い道である失業給付金、つまり失業者がどれだけいるのかというデータを見てみると分かりやすそうです。

f:id:bibibi-sasa-1205:20161205110500p:plain

引用:http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/201610.pdf

 

これは前年度と比べ就業者数・失業者数がどのくらい増減しているのかという推移を示すグラフです。これを見ると近年の日本の雇用情勢は大幅に改善されているという解釈ができそうです。つまり、失業給付金による支出をかなり抑えられているため、保険料を下げても雇用保険財政は安泰だろうという判断がなされたということになります。

 

金が余っているなら「男性の育休推進」もすべきでは?

お金が余っているから税を減らす、というのは確かにありがたいことではあります。しかし、個人的には雇用保険は市民税や年金、健康保険に比べて少額であったことを踏まえるとなんだか微妙な気分になります。雇用保険は払ってもいいけど、将来もらえるかどうかもわからない年金でなんでこんなに持っていかれないといけないの……みたいな。

雇用保険が余っているなら、もっと労働環境の改善であったり「新しい働きかた」を推奨するような事業に着手してもらいたいなぁと。

そのひとつで「男性の育児休暇の推進」とか個人的には進めてほしいです。

こちらのグラフをごらんください。

f:id:bibibi-sasa-1205:20161205111250p:plain

f:id:bibibi-sasa-1205:20161205111257p:plain

男女別育児休暇取得率の推移(引用:http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-26r-07.pdf

 

育児休暇の取得率はおよそ20年前に比べて随分と大きくなりましたが、男性の育児休暇取得はまだまだかなり少ないです。これはもちろん男女の体のつくりの違い(男性は母乳が出せないですし)という避けられない都合もあるとは思うのですが、それでも共働きの家庭であれば「最初の1年は女性が育休を取り、次の1年は男性が取る」みたいな取得の仕方があってしかるべきな気がします。現状では、上図は未だに「男が働いて稼ぐ」といった先入観が根強く残っていることを示しているものに感じられます。

具体的にどういう施策を取ることで男性の育休取得者が増えるのかという案は恥ずかしながらぼくにはないのですが、まだまだ十分議論されるべきことなんじゃないかと思っています。

 

まとめ

以上、雇用保険に関するニュースについての解説のようなものをさせていただきました。

要点をまとめると、

雇用保険料は結構余っているので、保険料率が引き下げになった

雇用保険の主な使い道は「失業給付金」

近年の雇用情勢はかなり改善されていて、それが雇用保険料が余っている要因

まだまだ男性の育児休暇取得が進んでない。

 

ちなみにぼくはいま家で仕事をしているのですが、在宅で働く際に注意することをまとめました。ご興味がある方はどうぞ↓

www.macha-job.com

  

今回は以上です。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

あわせてどうぞ!

www.macha-job.com

www.macha-job.com

www.macha-job.com